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こちらは2019年2月に行った企画「創作チャレンジ月間」のまとめとなります。

 

企画内容:①森戸がお題を用意する

     ②えしぇみるがお題から想像した絵を描く

     ③それぞれが絵に文章を当てる

期 間 :2019年2月の毎週金曜日

​お題「運命なんてまっぴらごめん」

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①森戸

いつもの帰り道。私は紗英と並んで歩く。 いつも紗英は道路側。そこまで鈍臭くないという主張は、幼い頃にあった数々の出来事に黙殺される。 いつもの他愛のない話。何度も繰り返した、明日も続いていく日常。 だけど紗英は言った。運命なんてまっぴらごめんだと。 ――"ドン" そして世界は暗転した。

 

①えしぇみる

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​お題「画面の中の恋人」

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②森戸

モニター越しにおはようを告げる。今日の朝食は苺ジャムのトーストなんだね。きみは甘党だからお供の珈琲にも砂糖を小匙二杯分。 全部知りたい。 僕の絶えない渇望を知りもしないきみは画面を埋め尽くす僕へ相好を崩すと、収集物の仕分けと写真のスクラップを始めた。 ああ今日もいい日になりそうだ。

②えしぇみる

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​お題「絶対最強ラブロマン!」

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③森戸

彼女はある冬の日に突如現れた。そしてなんと「この」僕に恋をしろと言う。 どうやら彼女は僕以外には見えないらしい。おかげで今じゃ僕は立派に変人扱いだ。かけられた苦労はそれこそ数えきれない程だけど、振り回されるのも存外悪くないなんて思ってしまったり。 あぁもう、首ったけだよバカヤロウ!

③えしぇみる

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​お題「サラブレッドは逃走中」

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​④森戸

ーーこれは、罪だ。 より優れた血の掛け合わせ。そんな欺瞞と歪んだ理想によって産み出されたイキモノ。"彼"がそのことに何かを思ったことは、たぶんなかった。 痛いほどの風が吹きつける。茫洋とした"彼"の顔に僅かな微笑が浮かんだ。 あぁ、この歪な弟にとって、この鳥籠はすでに檻足り得ないのだ。

​④えしぇみる

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◇​以下おまけ◇

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