大切なものを、守りたい
チャレンジ完遂まで、あと1日。
今日はですね、以前にお話した、えしぇみると森戸が共同でゲーム制作するきっかけとなったゲームの話を交えつつ、少しだけエモルティアの話もしていきたいと思っています。
『サモンナイト』シリーズ
よく話もするけれど距離感がまだちょっと遠かった頃、えしぇみると森戸が一気に同志になったのはこのゲームがあったからだ……と、わたしは思ってます。もしかしたら、えしぇみるは違う意見かもしれませんが(笑)
わたし「えしぇみるが好きそうなゲームがあるんだ。天使とか悪魔とか出てきて、聖女とかも出てきて、重い過去とか前世の記憶とかも出てきて、国が一個滅ぶ……」(※サモンナイト2)
えしぇ「え、それ知ってるかも……なんてゲーム?」
わたし「サモンナイトって言うんだけど……」
えしぇ「知ってる~~~~! それめっちゃ好き!!!」
だいたいこんな流れだったと思います。もう5-6年くらい前になりますかね?
『サモンナイト』シリーズは本編にあたる、ナンバリングタイトルだけで6つあります。そのうち、わたしは1~5までをプレイ済み、えしぇみるは6も持っています。ただ、ゲーム機本体(PS Vita)を持っていないので6はプレイしていないそうです。あと、番外編のような『サモンナイトX~Tears Crown~』もえしぇみるはプレイしているはず。わたしも『サモンナイト ツインエイジ』を購入したはしたのですが、とうとうクリアできませんでしたね……。クラフトソード系のシリーズは触れてもいませんし。『エクステーゼ』は気になっていたんですが、時期を逃しました。ともあれ、”大切なものを守るために強くなる”――そういう王道英雄譚をずっとやっているゲームです。
これだけ色々出しているわけですが、小説なんかも出しています。正直『U:X』シリーズはあらすじを見ただけでも「その内容ならゲームで見たかったな……」と思わないでもないです。5をプレイしているときは、そちらの方の情報が気になってしまって目の前のシナリオが頭に入って来ませんでした。なぜゲームシリーズの正史と言える部分をあえての小説……量の問題か、ゲームに向かないと判断したのか、それとも5では闇に葬られた歴史なのだからあえて伏せたのか……でも見たかった……! シリアス好きだからそこをサモンナイトという正規のシリーズタイトルゲームで見たかった!!!
閑話休題。
わたしはこのシリーズは通称「無印」なんて呼ばれている最初のものが一番好きなのですが、えしぇみるは4が好きなのだそうです。4は結構、ナンバリングシリーズの中でも今までの雰囲気から変わったなと感じる作品です。お互い、最初にプレイしたものが一番思い入れがあるということなのでしょう。
そういった私情を挟まず評価するなら、ゲームとして一番円熟度が高かったのは3だと思います。わたしはPSPでのプレイでしたが、シナリオの長さも程よく、キャラクターの個性もあり、ゲームシステム面でも完成した作品と言えるでしょう。この成功のカギは舞台設定がうまかったことにあると思います。ひとつの島に限って話を進めることで話が広まりすぎず、かつ外から人が来ることで話に流動性を持たせることができ、島の過去によってこの物語が必然性を帯びる……。
比較すると、無印はシナリオが好きなんですけど、ちょっとゲームシステム面がまだ未熟だったと感じますね。バトルフィールドの広さだったり、召喚術が高火力で使える人数のバランスとか。2もシリアス好きーとしては美味しいシナリオなんですが、いかんせん長い。周回プレイは難しかったです……友人はやってましたが。4はですね、主人公の年齢もあってか可愛い印象を前面に出していて、やさしい世界+恋愛になってましたね。あと主人公の父親、お前はダメだ。システム面は3の完成度をそのまま引き継いでます。
と、まぁ、そういうことで、キャラクターだったり、シナリオだったり、バトルだったり、個々の面を見ればそれぞれいいところがあるのですが、総合面ではやはり3に軍配があがるかな、と思います。
エモルティアはこのゲームの影響を多分に受けています。たとえば、主人公の性別選択。そして、パートナーの選択。(※サモンナイト無印の特徴は、主人公とパートナーがそれぞれ4人もいるところにあります)あと、シナリオ分岐によるマルチエンド方式。(※サモンナイトでは「夜会話」と呼ばれるシステムで誰とのエンディングを見るかプレイヤーが決められるのです)エモルティアでは「誰と」のエンディングかはあまり分岐を用意していませんが、その分可能性を色々詰め込んでみました。……実は、えしぇみるとの間では「狂気エンド」なんて呼んでいるエンディングがなかなか上手くできたと思ってますね。夜中の2時に思いついたネタです。どのエンドのことかは、プレイしてからのお楽しみということで。
正規エンドと定めているものより、ふたりしてお気に入りのエンディングがある(※狂気エンドではない)というのも、公然の秘密にしておいてくださいませ。
彼女は今まで書いたことのなかったタイプのキャラでしたね↓