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にじゅうはちにちめ!!!

チャレンジ、達成!!!

ということで、今月毎日更新のチャレンジ達成しました~!(わー、パチパチ)

結構大変でした(真顔)……毎回記事が長いからそれは当然なのは分かっているのですが、いやでも、だって、愛が溢れて止まらなかった……!

書いて読み返すと「わぁ、このひとめっちゃ気が合う~」なんて思って、我ながら幸せな脳内をしているな、と思いました。ただ、普段はもっとザクザク好きじゃなかった方面の感想も言うので、それをコントロールするのには気を使いましたね。今回のチャレンジでは好き!!!だけを詰めて書くように心がけましたし、そうできない作品の感想は書いていません。

記事にしたい小説がまだリストに残っているのですが、今日は最後ですので、エモルティアの話をします。これは最初から決めていたことでした。それに、小説の感想はこのチャレンジが終わってから、好きなときにすればよいのです。

設定話の定番:名前について+α

エモルティアの主人公はご存じ、ブラン(男)とネージュ(女)で、片方を選ぶともう片方はゲーム本編に存在しません。性格はほぼ同一で、今まで書いたキャラクターの中でも随一のぼんやり大将です。なにかへの興味とか、そういうのがない危うさも孕んでいます。フランス語でBlancが「白」、Neigeが「雪」。彼ら、見た目が白いので。両親は彼らに、意味もなく見たままの名を与える、その程度の愛情しか向けていなかったということです。

パートナーはマルス(男)とフィリ(女)、このふたりはどちらかを選んでもゲーム本編でともに存在するキャラクターですが、基本的には片方を選べば、もう片方はほぼ出てきません。自分探しの旅に出てますので。最後に登場するかは分岐しだいです。フィリとマルスでは、マルスの方が4つほど年上の設定になります、確か。(※ちなみに、主人公はこのふたりの間くらいの年)でも力関係が強いのはフィリです。制作陣のマルスの扱いは結構雑です。大丈夫、あの子、頑丈なので。

マルスの名はローマの軍神マルスから。ケルトの神々と融合される過程で守護者や治癒者としての性格を与えられた神でもあります。というか、ケルト方面にマルスの名がつく神さま多すぎます。対するフィリは、ケルトにおける予言者詩人を示す言葉から名をもらいました。ケルトのシャーマン的な聖職者といえばドルイドが有名ですが、それよりも下層にある知識階級がフィリにあたります。

あと、マルスの妹デルマは、ケルト神話におけるアルスター神話群に登場する女予言者詩人であるフィデルマからもらいました。しかしケルト神話、いまだによく分かってません。

他のキャラクターもケルトの神々から名前をもらっている子が多いでしょうか。フィリの友人のリトナはドイツ南西部トーリアで信仰されていた浅瀬と水路を守るガリアの女神の名前。マルスの友人クリウはアルスター神話群に登場する毒舌家ブリクリウ、もしくはローマの商業と諸芸と風の神メルクリウスから名前をもらったはず。彼は一番元ネタから遠い性格をしています。なぜその名にしたのかはちょっと覚えてないので、たぶん音で決めたのだと思います。兎の亜人のネハレンニアはオランダ北海岸周辺で信仰されていた女神で、その名は「舵取りの女性」に由来するそう。狼のカスヴァズはアルスター神話群に登場するドルイドの名前で……猫の亜人ケットはアイルランドの猫妖精ケット・シーから名前をもらっています。

誰と誰が敵対するのかは、見た目もそうですが、名前を見ればわかります。一定の法則のもとで名付けをしているので。ただ、ちょっともじりすぎて元ネタの名前が分かりにくくなってしまった子も……。アゼリアとか、イシュとアルテとか、シズとか……。イシュとアルテは、ふたりの名前に「と」を入れた上で連続して読むと、元ネタに近い音になります。ザガンは確かそのままだったはず。分かるとおもしろいかもしれませんね。

……そして、大変長らくお待たせいたしました。

ゲーム【エモルティア-emortimea-】は今春の公開を予定しております。

どうぞお楽しみに。

今日でチャレンジは終わりますが、今後とも北南コンパスをよろしくお願いします。

 

参考:池上正太.ケルト神話 (Truth In Fantasy ; 85).新紀元社,2011.

ISBN:978-4775308684

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