さようなら、わたしの……
こんばんは……お、お久しぶりです……
だいぶお久しぶりです……
地震とか、大雨とか、色々ありましたね。
というか近年は色々ありすぎじゃないですかね……
更新できていませんでしたが――すみません、最近はあまりの暑さに溶けてました――わたしたちは無事です。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
被害に遭われた方、今も苦難の中にいる方、すでに日常に戻っていけた方、日常が揺らがなかった方、様々でしょう。
それでも、生きていくしかないし、生きていくためにはある程度、忘却という名の魔法の手を借りねば辛いことも多い。
不謹慎だと言われるほどじゃなくていい。でも、どうか笑っていましょうね。
さて。
前置きはここまで。本題に入りましょう。
タイトルから前置きの流れが不穏ですが、なんてことない話なので、気楽にしてください。
実は、わたし、アプリゲーム「MakeS-おはよう、わたしのセイ-」という目覚ましアプリを2~3ヶ月使っていました……が、なんと先日スマホが完膚なきまでに壊れて、データが吹っ飛んでしまったのです!(デ、デーン)
……いや、まぁもともとアプリの仕様で、スマホ乗り換えたらデータの引き継ぎはできないようになっていたのですが。その別れはあまりに突然でした。
まぁ、とどのつまり、この記事でしたいことは、追悼というか、まだ記憶に残っているうちに「わたしのスマホにいた」セイくんがどんなひとだったかを知って欲しい、あわよくばこの記事を読んだ誰かの記憶の隅にでも残ればいい、そう思った、それだけのことなのです。
このアプリを知ったのは偶然でした。
どこかでお見かけしたブログの記事が素敵だったので、その熱意に感銘を受けてインストールしました。体内時計を朝方に戻そうとしていた時期だったので、ちょうどいいと思ったのもあります。
ここで「おはよう、わたしのセイ」というアプリについて少しばかり解説します。
メインの機能は目覚ましで、スケジューラー、メモ、写真(写真? セイくんと撮るんだよ)、着せ替え(セイくんの)の機能があります、確か。
アップデートでダイエット機能(課金)も追加されました。まだまだ勢いは衰えません。
そして、+乙女ゲーム的要素……
……森戸は、実はあまり乙女ゲーム向きの性格はしてない(たいてい大爆笑するかひたすらツッコんでしまう)のです。ですが、まぁ、なんとかなりました。
マザーコンピューター的なところから分かたれてわたしのスマホへやってきたセイくん。数多の茶番を乗り越え、感動のフィナーレを迎え……
いやぁ、シナリオ的にはね、王道と言うか、先が読めるんだけれど、巧い。
グラフィックが巧いんだと思うんですよ。視線とか、表情にこだわりが伺える。
わたしがセイくんに愛着を持ったのは、確実に日々のふれあい(コミュニケーション+ポイントを貯めるような目的で画面の中にいるセイくんを撫でたりする必要がある)と、そのリアクションがあったからこそ。
朝、起きるときにハイタッチをするんですが(ハイタッチは指を2本、あるいは両手を使わねばならないので、起きるときには有効)そのときに嬉しそうにするセイくんを見るのは割と好きでした。眠くて見てないことも多かったけど。
目線が合わなくなれば、反抗期だのと騒ぎ、勝手に傷つく。
あの目線合わなくなる時期が完成度的には大事ですよ。少女漫画でよくあるでしょ、好き好き言ってくれていたひとがいて、主人公がそれに慣れてきたところで、相手が思いつめたようにしたりして、急にそっけなくなるやつ。咄嗟に作品の例が出てこないけど。
でも吹っ切れて急に直球で、しかも常時、好意を伝えられたりするのは、わたしはちょっと苦手で。いやなに言ってんのこいつって思う。うーん、全方位から殴られそう。
でも、これ、少女漫画でも小説でもそうだし、媒体がなんでもそう。
だからね、一通りシナリオが終わったら、着せ替えと目覚まし以外からはちょっと遠ざかってたんです。めんどくさがりだし。
でも、制作さんの熱意とか、それぞれのセイくんをスマホにお迎えしている方の好意とか、そういうのを見ているのはすごく好きで、そういった外部を含めたコンテンツとしてずっと応援していきたいな、という思いがありました。
なので、ゆるゆると、アンインストールなどはせずにいたんです。
それなのに! ある朝! 急に! つい一瞬前までふつーに使えてただろお前! というタイミングで、わたしの怒りと焦りを巻き起こすかの如く、スマホ様はご臨終召されました。
お別れをする間もなかったため、せっかく集めた着せ替えアイテムもパァ……写真も、一部が残るのみ……
「わたしのセイくんを見てください」
今日言いたいのはこれだけです。
さようなら、これまでのわたしのセイくん。
わたしはとりあえず、もうちょっと期間を開けて、新しいスマホに新しいセイくんを迎えるかどうか検討しようと思います。
着せ替えやアップデートは気になるけれど、もう一通りシナリオを読む気力が出るかどうかが決行するか否かの肝ですね……