昨日のつづき、

こんばんは！

北南ライブは11月20日・夜9時からです。

お時間があればどうぞご覧くださいませ。

えしぇみるがフリゲ実況します。森戸は観客のひとりだよ！※別地にいるため

さて、前回の終わりを覚えていらっしゃるでしょうか？

――はい、というわけでフィギュアスケート男性陣！です！！！

準備はよいかー！　いくぜ！！！！！

まずは奮闘した友野一希選手から！

いやぁ緑が似合う、若々しい。……友野選手って化粧映えしそうな顔立ちですよね（唐突）。ロステレコムでは成長した姿を見せてくれました。

田中刑事選手は安定の路線。黒、やっぱりいいですねぇ。人が美しく、強く、見える色ですよ。衣装によく使われるのも納得です。

チャ・ジュナン選手は……ってまたオーサーコーチのとこの子かい！というツッコミは置いておいて。ショートが「シンデレラ」でフリーが「ロミオとジュリエット」という乙女な選曲。いやロミジュリは「これロミジュリなんだ？？？」ってなったけども。ロミジュリって色々ありすぎてわからんな。

ボーヤン・ジン選手はギターの音を主役にするような振りが印象的。衣装も合っていてとても素敵。

ところでPCの動きが怪しくて不穏。ちゃんと動いて？？？

メッシング選手は相変わらずチャーミングで安定した演技ですね。彼はチャップリンと灰色が似合う。回転とかしてるときにすっごく顔が赤くなるのが見ていてハラハラする……

フェンツ選手、「ゲームオブスローンズ」で、衣装は兵士？　いやぁ凝ってる。スピンも独創的なポーズでなんとなく記憶に残る演技だ……でも、途中に入った曲調を鑑みるに、もっと優雅な曲が似合うのかもしれませんね。勇猛＜優雅、優美って感じ。

あと、わたしに鮮烈なインパクトを残していったバシリエフス選手！

え、もう笑う。好き。応援する。

紫のシャツに黄色のズボン、キラキラ黒のジャケット！（安納芋とか呼んでないよ、本当だよ）ちょいと間違うとただのナルシストな振りがまぁ似合うこと。ちなみに個人的一番の笑いポイントは、最後の最後の決めポーズで止まらずにジャッジの目の前まで滑ってくるところです（真顔）。ジャッジアピールに余念がない！笑

フリーの衣装もすごかった！　曲は「ラストサムライ」、でも衣装は侍というよりニンジャ？　ステファン・ランビエールコーチのところのラトビアの選手です。ここまで読んでくれたあなた、彼を覚えて帰ってくれ！　エキシビションで宇野選手にフェイスペイントをしてあげたのに名前を覚えてもらえていないという不憫属性も持ってるぞ！！！

名前が出たので、ここで宇野選手。いやこれは長くなりますよ。

ショートの全身濃紫は珍しい感じだけど、あのベロアの重厚感は通常運転。そしてフリーは「月光」！　いやこの衣装いいな。丸首はちょっと似合わないかなと思わなくもないんだけど、そんなのかっ飛ばしてくれるよね。

色は夜空をイメージしてると思うんだけど、深い青をベースとしつつも緑っぽくて、くすんでて、都会の夜空だよ。安直に「月光」だと青白い銀色みたいな色で表現したくなるんだけど、宇野選手の衣装に散りばめられているのは金色で、しかも目立つようにはなってない。あれは星々だと思うんだけど。そうだよね、「月光」は宇野くんのスケートだものね。衣装はその背景に過ぎないんだ……というロマンチックかつ気持ち悪い「想像」をしてみた。当たらずとも遠からずなのでは？

……考察が長すぎて気持ち悪いな！！！！？？

最後に羽生結弦選手――言わずもがな。圧倒的。

この演技の前にはもはや言葉は不要なのかもしれません。不要と言うか、無粋かな。

いいから黙って見ろ。

……いやいやいやいやいや。

物書きの端くれとしては、やはり言葉は尽くしきらなくてはなりません。

彼の出場はフィンランドとロステレコム、ロシアですね。ショートはジョニー・ウィアーリスペクトプログラム「秋によせて」。でも彼が滑るとまるで青い炎（確か自伝がそんなタイトルだった）、周囲すべてを焼き尽くさんとする激しさ。パンツの黒もただの黒じゃなくて、……スワロフスキーかな、たぶんスパンコールじゃない……キラキラしてるけど同色で、デザイナーの拘りを感じます。

フリーはかのプルシェンコリスペクトプログラム！　自分のために滑る、みたいなことをインタビューで言っていたらしいけど、好きなものを何に憚ることなく滑る＋気迫の鬼のような羽生結弦という選手の存在が強すぎる……

フリー前の練習で右足首を捻り、怪我を押しての出場となったロステレコム杯。けれど、ジャンプの転倒以外で微塵もそんなことを感じさせない。そんな選手、他にいない。ステップ、あれはもう黄色い声があがっても仕方ないし、ジャンプも抜けたり転倒したりしたの以外はほとんどクリーンに跳んでる。凄まじい……

最後のポーズ、右手が足に近づくんだけども、あれ、やっぱり足首押さえていたよね……

1位＋1位でのファイナル進出、おめでとうございます。

どうかこの怪我が、彼の目指すパーフェクトパッケージへの道のりを阻みませんように、と思ったのに、会見ですでに松葉杖ついて全治3週間とな……

なんたること……

いや、でもまぁ羽生選手ほそいものね。あの足首が4回転の着氷を長年支えてきたという事実はむしろ驚嘆に値するというか。あ～～～～でもファイナルで羽生結弦が見たかった～～～～～でもでもでも怪我は押してほしくない～～～～～！！！！！

特段、羽生選手のファンじゃないけど、それはもはや好みとは別の次元だからであって。冷静で苛烈、情熱的な一方で、計算高い。そんな（勝手なイメージだけども）羽生選手がどんな選択をするかが読めないんだよなぁ。全日本はともかくファイナルどうするんだろ……

すごいのは、まったく、何度見ても見飽きるということがないということ。毎回同じところで「うまいなぁ」と言って、同じところで息を呑んで、新しいところでも言葉を失って見入ってしまう。

宇野選手や羽生選手くらいになると音楽に合わせて動くのではなく、もう音の方がついてくるような印象になるし、彼らの持つカリスマ性は、どうしようもなく人を惹きつける魅力がある。

ああいう選手が一時代に複数いるっているのは、奇跡みたいなことなんでしょう。

うーん。改めて文章にしたら、実際に会場に行かないことがとてももったいないことのように思えてきました。