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平成を振り返りたい③

こんばんは! 遅ればせながら執行されましたよ!

ということで(?)いよいよGWが始まりました。サービス業の方はお忙しいと思いますが、なんとか乗り切りましょうね……!

さて、本日は「アニメ」から平成を振り返っていきます!

・新世紀エヴァンゲリオン

・プリキュア

・魔法少女まどか☆マギカ

・ユーリ!!! on ICE

・この世界の片隅に(映画)

ではでは、さくさくっと参りましょう!

『新世紀エヴァンゲリオン』――大名作ですね。わたしが観たのは、「Air/まごころを君に」まで。最初のアニメ版のラストが好きなので、あえてその後に出たのは追っかけてないんですよ……思わず一緒になって拍手しましたもん……

あれ、すごい作品ですよね。

世紀末に、あの内容、あの表現。「セカイ系」と呼ばれる、ラノベの総まとめのような。本編はもちろんのこと、OPも、次回予告も、揺れ動く不安定な青少年の精神、時代の不安感、苦しみ、大人になり切れなかった理不尽な大人と、ただ愛されたかった子どもたち……行き場所のない爆発寸前のパッションが詰まっていてグイグイ引き込まれました。

後々の作品までこれが影響を与え続けたのも頷ける。

キリスト教の知識があるとより楽しめるはず。わたしももっと知ってればよかったなぁ!

続きまして、プリキュアです。

しみじみ思うのですが、平成は「戦う少女」の時代でしたねぇ。プリキュアはほとんど観てないのですが、自然と話題は耳に入ってきます。いやぁプリキュア時代の先端走ってるぅ!

一番最初の「ふたりはプリキュア!」からは人数が増えたり減ったり、オールスターズになると画面は人で溢れかえるほどのシリーズ。わたしの中では仮面ライダーとかと同じような扱い。いや仮面ライダーはほとんど知らないんだけど!

ふたりはプリキュア~ふたりはプリキュアマックスハートあたりの衣装が好きでね……あとは漫画でプリキュア5を読んだなぁ。

長く続くシリーズに必要なものは「変わっていく勇気」なのではないかなぁと個人的には思います。軸をしっかり持って、時代ごとに姿を変えていくプリキュアは、名作足り得るのではないでしょうか。

お次は、言わずと知れた怪作――『魔法少女まどか☆マギカ』!

いやいやもうほんと衝撃作でしたよね。そりゃ深夜枠でしか放送できんわ。かわいい絵柄の皮を被った化け物みたいな作品。

魔法少女と銘打ちながら主人公が最終話まで魔法少女にならないアニメ。新しすぎる。

少女たちの願いと、絶望に染まる魔女とそれを糧にする悪魔、抗えぬ滅びと歪な執着――映画の『反逆の物語』もヤバかったっすね……!!!!!

本編のさやかの話が辛すぎる。リアルにありそうな「あたしってホントばか」な話な分、本当に見てるの厳しかった……。魔法少女(子ども・希望)→魔女(大人・絶望)は不可逆で、だからこそ恐ろしい。

まどかの救い=円環の理で綺麗に終わったと思ったのに、そこをさらにひっくり返した叛逆の物語。あれはまだ決着ついてないと思っているので令和になっても待ってますよ!

ユーリ!!! on ICE、観てない、観てないんですよ……! あの頃はabemaTVの使い方も分からなかったし、なんというか画面の破壊力がすごそうなので観ている方の考察と感想を追っている方が楽しかったというのもありまして。

えぇ、分かっています、言い訳ですとも……! でもですね、どうか言わせてください。観てないからこそ、外側から「このアニメは歴史に残る」と感じられたのではないかとも思うのです。あのブームはもはや社会現象と言ってもよかったでしょうし、その影響はいまだ健在です。凄まじい作品、本当に凄まじい作品です。

まず原作なしのオリジナル作品でありながらここまで話題になるのは昨今では珍しいし、競技本来が持つ芸術性をいかに扱うかという点でも難しく、そもそもアニメで描くには作画コストが途方もないだろう「フィギュアスケート」なんてものを題材にしたってだけでもう凄まじいのに、エンタメとしての面白さを損なわせず、堂々と覇権を狙い、終始して真摯に競技を描く――いったい、これをなんて表現したらいいんでしょう。

わたしファンの方々の感想や考察を読んで、少し泣いてしまったんです。たぶん、その時の感情は、感動あるいは歓喜だった。

きっと、これ以上言葉を重ねる必要はないでしょう。劇場版の成功を祈ります。

最後に『この世界の片隅に』!

こうの史代さん同名原作のアニメーション映画ですね。素晴らしい傑作だと思っています。原作も家にあるのですが、いやぁ、話のまとめ方も、映像表現も、素晴らしい。

こうのさんも歴史に名が残る素晴らしい漫画家さんですが、その方の描く原作の良さを余すところなく引き出した上で、アニメーションだからこそできることを継ぎ足したあの映画は、メディアミックスの目指すところではないでしょうか。

主人公のすずの声を演じたのんさんも、とても良かった。彼女の声、喋り方を聞いたらもう彼女以外のすずさんは考えられない。

こちらは劇場で観たのですが、すごかった。こんなことしか言っていませんが、本当にすごかったんです。どうか戦争映画だなんて思わないで観ていただきたい。あれはあの時代に生きた人々の日常であり、ひとりの女性絵描きの慟哭であり、ただの人間の物語です。

わたしはアンテナが高い方ではありません。

それでもこれほどまでの傑作たちが揃った時代だったのだなと、少し呆然と思います。

明日は「ゲーム」から語っていきますのでどうぞよろしく。

こちらも粒ぞろいですよ、お楽しみに!

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