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一生で一度しかない今日という通過点


それはつまり、一瞬をつなぐ永遠である。


今までも何度かこちらのブログ記事にしているアプリゲーム『アイドリッシュセブン』が、去る2022年8月20日(土)、記念すべき7周年を迎えました。


「ONLY ONCE, ONRY 7TH. このハレの日、祝福のパレードを!」


掲げたキャッチコピーは「7周年」という区切りがいかにこのコンテンツにとって特別であるかを明確に示しているように感じます。

TRIGGER単独ライブ「VALIANT」、IDLiSH7単独ライブ「Op.7」、長らく更新のなかった本編も最新5部が終章まで公開され――すべてのイベントが記念日に収束するように練られたスケジュールは、半年以上前から続くお祭りのよう。

イメージとしては、そう、まさしく「パレード」です。6周年から7周年へつなぐお祝いのパレードが、TRIGGERのオンラインライブを皮切りに出発し、そして周年記念イベントに到着した。

しかし、今秋にはRe:vale単独ライブ「Re:flect U」が開催され、アニメ3期2クール目放送、本編6部公開開始など目白押し。ファンとしては喜ばしいことにお祭りはまだまだ続いていく模様です。7年目という節目の年を祝い倒すというか、騒ぎ尽くすというか、その気満々で大変結構だと思います。


ともあれ。

今回は、そんな7周年を迎えたコンテンツでありながら、さらなる熱量で盛り上がりを見せる『アイドリッシュセブン』の7周年記念イベント(Day1)について叫びたいと思います。


7th anniversary event

えしぇみると二人でDAY1にライビュにて参戦しました!!!!!!!

めーちゃくちゃに楽しかったです。

とにかくずっと笑っていて、笑顔で顔が筋肉痛になった。3時間という長丁場ながら楽しくない時間が一切なかったという事実のヤバさよ。


いやね、そもそもこのイベントで何をやるかっていう事前のアナウンスが一切ないのも冷静に考えたらヤバくない? それでも国立競技場が埋まってライビュも埋まって配信もやる(やれる)とか、どれだけファンと信頼関係があるの?っていう。

だって、それってつまり「きっと『アイドリッシュセブン』なら楽しいこと/すごいことをやってくれる」って信じてる人が、このペンライトの光の数だけいるってことでしょう?

5周年イベとか今までの積み重ねからある程度の予想が立てられるにせよ、本当に凄まじいことだと思います。


そして始まる、開幕サプライズ3DCGライブ!


各所で言われていることですが、本当に攻め気だな『アイドリッシュセブン』

もう、ホント、そういうとこ。好きだわぁ。

ファンからの好意に胡坐をかかず、常に走り続けて止まらない姿勢が、このコンテンツの熱量の正体なんでしょうね。

お陰でこっちは開幕早々の記憶がないんですけどね!?

いやちょっと待って。とりあえず思い出せるだけ思い出すから。


画面に表示された「stand up please」戸惑いながら上がっていく期待のボルテージ。5部曲「マロウブルー」が流れ、幕が上がり――見える七色の足!

※ちょっと原色に近いのとマントとかがなかったので一瞬「戦隊もの始まるの!?」って思った。

もう、叫んでよかったなら叫んでたよわたしは!!!

正直そこから記憶がない。待って、記憶が飛ぶのが早すぎる。とにかく目に焼き付けようと必死だったことだけは覚えてる。環なんか余裕あるな三月が他の人より動いてるってか、あ~~~陸~~~~!!!!!!!

最後の「振り向かない」の部分良すぎない!!!???

センターの陸だけ客席を見ていて、他のメンバーは背を向けて歌詞通り振り向かないの……神……え、記憶違いとかじゃないよね? 怖いんだけど。もしかしてわたし記憶捏造してる? 大丈夫? わかんない……


Re:valeでようやく魂が現実に戻ってきて、このあたりから記憶がある!

曲は「ココロ、ハレ晴れ」で、ってか、モモが! モモがとにかくかわいい!!

いやマジでかわいい(噛みしめるように)

あのですね、後から思い返せば、IDLiSH7は7人居るからちょっとステージが狭くて、立ち位置の変化が映えるような振りで、群舞としての完成度よりそれぞれの個性を強調した、一番「アイドルらしい」仕上がりだったと思うんです。

対するRe:valeは二人だからこそできる歌と踊りでする「掛け合い」のように見えました。

モモが誘うように軽やかに曲線的に動き、ユキが動きを抑えた直線的な仕草で応える。

本当に会話をしているようで素敵だったなぁ。捕まってもいいけどまだもうちょっと腕の中には納まらないモモと、捕まえることもできるけどしないユキ、そしてお互いそのことが分かった上で遊んでいる――あれ? バカップルのじゃれあいだわ、これ。

でも恐ろしいことにさ、もうちょっと冷静に考えると本当の二人の運動神経まで加味しているんじゃないかっていう振付の割り当てなの、ディテールが出来すぎている……


そうして曲が終わってハケるギリギリまで客席に手を振るモモにその場で買ったリングライトを振り回していると、なんとステージ足元から煙幕噴出!

え、なに!? って思う間もなくズール登場!

いやもうマジマジのマジでカッコよかった。「Survivor」マージでカッコよかった。あの良さの前に語彙力って無力だったんだ……

4グループ中で一番動きが激しくアクロバティック。ダンスパフォーマンスのレベルが主観だと一番高く感じられました。CGモーションの拘りが凄くて、ダンスの上手い下手って実は動いている時より止まり方で分かるんだけれども、それが4人ともきっちりしてたの。序盤に印象的な動きが止まる振りがあって、そこで一気に引き込まれた自覚があります。

実際あれ踊ろうとしたら相当体力消耗すると思います。

何度思い返しても、緩急のつけ方や、力の抜き方も「上手い人」らしさがあって、違和感が残りがちな関節部もスムース。凄まじすぎる。


無言ながら大盛り上がりの会場でトリを飾ったのはTRIGGERで「SUISAI」

この順番は5部での曲の登場順ですね。凝ってる~! そういうの好きなんだよ知ってる~!!!

TRIGGERはね、美。芸術作品だった。でもCGなのに奈落からせり上がってくる演出だったのはちょっと笑ってしまった。

ステージ全体のレベルの高さは流石の一言。

フォーメーションの移り変わりがハチャメチャに高度なのにサラッと自然に美しくやってのける。特に個人的に「おおっ」と思ったのは、右端、左端に3人固まっているところから徐々に中央に戻るところなんですけど、あれはセンターである天の間隔の取り方が肝になる動き方で、龍と楽それぞれと等間隔になるよう調整しながら音の間に移動しきる必要があります。

そればかりに気を取られていると演技が疎かになるので、演じ切るには、もう舞台の大きさを体に叩き込むしか方法はありません。

ほら~こういうことをサラッとやる~! まだ開幕30分ですけど!?


ズールが観客を雑踏の中で熱狂させるなら、TRIGGERは息をのむ沈黙の中、視線を集める。

実は楽曲「SUISAI」自体は、ここで聞くまで普通程度の好き度だったんですけど評価ひっくり返りました。SUISAIがミュージカル曲なのもあって、ステージでの演技も併せて初めて完成する曲なんだと思います。舞台空間の使い方が独特で印象的でした。これはミュージカル「ゼロ」が見たすぎますね……

というか、そういう風に演出ができる曲ってもうそれアプリゲーの範疇で出していい楽曲なんです!??

もう、何も……分からない……


というわけで、はい。

記憶の限り書き尽くしました。イベント本編はたくさん素晴らしいレポートがあがっているので割愛しますが、ライビュで見たあの3時間は、イベント両日とも16人のキャスト全員のスケジュールを抑え、誰一人体調を崩さず登壇するという、『アイドリッシュセブン』陣営の7周年にかける情熱をひしひしと感じた3時間でした。



最後の挨拶で、十龍之介役の佐藤さんが声を詰まらせて語った心情をお聞きして、「VALIANT」でも、この景色を見せてあげたかったなぁ……と、胸がいっぱいになりました。

その頃はまだわたしはアイナナを始めてもいなかったので無責任なことこの上ない思いであることは重々承知しています。

ファンの誰よりきっと、この景色をキャスト/スタッフの皆さんが見たかったでしょう。

このイベントの開催に尽力くださったすべての方に心から感謝します。





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